人気の社労士講座である「社労士24」と「ＬＥＣ」のどっちを選ぶべきか4つの視点から比較してみました。
今回は、社労士講座を選ぶ際に基本となる「1.料金体系」「2.特色」「3.サポート体制」「4.体験談」を徹底比較しています。両校の良いところ悪いところを包み隠さずご紹介します。
どっちに入会すべきか迷っている方のお役に立てれば幸いです。
社労士24とＬＥＣを4つの項目で比較しました！
| 1.料金体系で比較 | 受講料を比較してみました。 |
| 2.特色で比較 | 講座の特色やセールスポイントを比較してみました。 |
| 3.サポートで比較 | サポート体制や特典を比較してみました。 |
| 4.体験談で比較 | 実際に利用した受講生の体験談を比較してみました。 |
上記の4つの視点から社労士24とＬＥＣを比較してみました。知りたい項目からチェックできるようにクリックして飛べるようになっています。
1.社労士24とＬＥＣを料金体系で比較！
| 社労士24 | ＬＥＣ |
| 社労士24 79,800円（コース生限定27,000円） 社労士24＋直前対策 128,000円 ※税込 |
通学・Web通信 合格コース 225,000円 中上級コース 205,000円 DVD通信 合格コース 265,000円 中上級コース 235,000円 ※税込 |
料金で選ぶなら社労士24です。速修では最強のテキスト本に動画講義やデジタルテキストも付いてこの価格は、業界トップクラスの高コスパです。
LECの初受験コースは相場より安く、受験経験者向けコースは相場よりやや高めです。ネット環境がない方はDVD通信もやむを得ないところではありますが、割高感は否めません。
もし社労士24を選ぶ場合、直前対策は社労士24、または他校でもいいので必ず受けるようにしてください。
得点源となる法改正講座、選択式の基準点割れ対策の白書講座、本試験の予想も兼ねた公開模試がセットの直前対策は合格者の大半が受講しています。
2.社労士24とＬＥＣを特色で比較！
社労士24
業界初！24時間でインプットが完了
膨大な社労士試験の出題範囲の中から合格に必要な論点のみを極限まで絞り込み、業界初となる24時間での講義を可能にしました。何度も繰り返し視聴することで理解が深まり、記憶に定着しやすくなります。
また試験日まであまり時間のない方の速修学習としてもおすすめできます。それと1単元が短いため通勤などの細切れ時間を有効活用できるのも大きなメリットです。
テキストが薄い
情報量を必要最小限までそぎ落としているため、テキストは他校に比べて格段に薄くなっています。そのボリュームに不安になる方も少なくありませんが、毎年多数の合格者を輩出しているので問題ありません。ただ掲載されている論点は漏れなく仕上げる必要はあります。
表やイラスト図形を使った解説が多いのも特徴です。モノクロカラーについては味気ないという意見とマーカーが目立つので良いという意見の両方があります。
社労士受験界のカリスマ金澤講師が担当
SNSを中心に金澤担当講師の評判がとにかく高いです。説明が非常に分かりやすく、時にはユーモアを交えながら質の高い講義を展開しています。
特にダジャレを絡めた語呂合わせが秀逸で、くだらないけど頭に残ると受講生から厚い支持を集めています。また情が深いことでも有名な金澤先生。本試験前のエール動画は感涙ものです。
ＬＥＣ
教材の質と量は業界最大級
メインのテキストや問題集だけでも他校よりボリューミーなのに、
- あんきモン
- ネコレジ
- 黙っちゃいられないシリーズ
- 直前チェックポイント
など副教材も盛り沢山。社労士受験に専念できる方には勉強しがいのある分量となっています。インプット、アウトプットともLECだけで十分本試験に臨めます。
ハンドメイドの手厚いサポート
LECは教室はもちろん、電話やメールでも制限なく無料で質問できます。また学習上の悩みや迷いに対するカウンセリングも無償で行なっています。壁にぶつかることの多い受験生活の心強いサポーターです。
個性派ぞろいの講師陣
LECには少しクドいぐらい説明が丁寧な澤井先生や軽快な語り口で親しみのある椛島先生、ちょっと説教臭いのもご愛敬の滝先生など個性派キャラの宝庫です。
通学、通信にかかわらず追加料金なしで他の先生の授業を重複受講できるため、何度も聞いて理解を深めたり、自分に合った先生を見つけたりできます。
3.社労士24とＬＥＣをサポートや特典で比較！
| 社労士24 | ＬＥＣ | |
| サポート | 質問メール 社労士24 10回 社労士24＋直前対策 15回 |
質問回数制限なし （教室・電話・メール） 滝先生のテレホンチューター（通信） |
| 特典 | 大原受講生割引制度3%OFF 無料自習室 |
無料自習室 |
質問サポートはLECの方が手厚くなっています。質問対応はコスト負担が大きく、有償にしたり、社労士24のように回数制限を設けているスクールが大半ですが、無料、回数無制限のLECは素晴らしいの一言です。
社労士24は、広大な試験範囲を24時間の講義にまとめたこと自体が特典と言っていいでしょう。この時間で合格レベルのインプットを可能にした大原の功績は多大です。
4.社労士24とＬＥＣをＸ（旧Twitter）の体験談で比較！
社労士24派
社労士24は、しっかり受講すれば非常にコストパフォーマンスが高い教材だと思います。さらに、自習室を利用できるのも地味にありがたいポイントです。
やり込んだ受講生ほどコスパの高さを実感しているようです。また自習室を使えるのは大きなメリットになります（以前は利用不可でした）。通える範囲にお住まいの方は積極的に利用していきましょう。
覚えられなかった数字が、社労士24の語呂合わせで驚くほど役立ちました。
最初は語呂合わせすら覚えられないと思っていたのですが、何度も繰り返し聞いているうちに「これが最善だ！」と実感できるようになりました。
数字を忘れた時には、金沢先生の声が脳内で再生されて思い出すことができます。
数字の羅列を単に暗記しろと言われても苦痛でしかありません。そんな悩みの救世主とも言える語呂合わせは大原社労士の真骨頂。受験生の大きな負担になっていた数字の丸暗記は社労士24が解決してくれます。
社労士24は混乱した知識がすっきりと整理される。シンプルでわかりやすいです。
図解を多用し、論点をシンプルにまとめているのが社労士24テキストの特徴です。分厚いテキストをこなす自信のない初受験者、また受講経験者の知識の整理整頓用としても重宝されています。
ただ元々本講座の補完的役割だったはずが、これほど社労士24単体で合格者数が多くなるとは大原ですら想定外だったかもしれません。
私は社労士24のテキストだけを使って勉強していましたが、その薄さにもかかわらず、十分な情報が詰まっていると感じています。
分厚いテキストを一周するよりも、社労士24のテキストを2周、または3周する方が効果的だと思いました。これは実際に試した私の感想です。
社労士24は初受験に向かないという声もありますが、1年目は消化不良を起こすケースも多く、ならば薄いテキストを何度も周回させ、限られた範囲を完璧に押さえる方法も有効な選択肢です。
今では他校が社労士24を模倣するほど速修ボリューム＆高速回転スタイルが確立しつつあります。
落ちたも同然の身で言うのも何ですが、社労士24はおすすめです。今回の選択式問題では、40問中33問がテキストに掲載されていました。きちんと読み込んでいれば、合格点をクリアできたと思います😭
何かとテキストのボリュームが話題になる社労士24ですが、選択式の8割超をカバーするほど中身のある教材であることがよくわかる投稿です。何度も周回できるメリットを活かし、テキストがボロボロになるぐらい読み込むことが基準点割れ対策にも繋がります。
社労士24しか知らないので他とは比較はできないのですが、自信を持っておすすめできます。講義だけでなく、トレ問も秀逸です。
教材はテキストだけでなく、問題演習の質と量が非常に重要。社労士24自体の運営歴はそう長くはないですが、本講座の長年蓄積したノウハウの結晶であるトレーニング問題集は、実力を爆上げしてくれる至高の演習本です。
今年スタディングでの学習時間を確認したところ、94時間でした（講義は139時間なので一周しきれませんでした）。継続が安いのでスタディングを続けるつもりですが、社労士24が24時間で一周できる点は本当に魅力的ですね…。悩ましいです。
激安通信のスタディングも必要最低限の論点に絞っているのですが、それでも総講義時間は100時間オーバーとなっています。それを24時間にまとめたのは大原の偉業です。
ＬＥＣ派
朝から予想答練に取り組んでいますが、選択式の問題が難しすぎて「これ、誰が作ったの？」って言いたくなることも。でも、早い段階でこの量の答練ができるのはありがたいです。最初はLECの料金が高いかなと思ったけど、内容のボリュームを考えたらむしろお得。
LECの受講料は安いとは言えませんが、教材類のボリュームは業界トップクラスで、料金的にも納得のいくものになっています。インプット、アウトプットとも申し分なく、社労士受験に集中できる方には特におすすめできます。
LECの社労士教材、いろいろな工夫がされていて、しっかり使いこなせば合格できるかもしれないのに、全然うまく活用できていなくて本当に勿体無いと思っています。教材の製作者の方々、ごめんなさい。もっと頑張ります！！
LECの教材は使い倒したら合格できそう、そう期待させてくれる充実のラインナップです。ちなみに毎年テキストや問題集の改訂は各校行なっていますが、副教材を徐々に増やしている学校はそうありません。
LECの社労士講座の魅力は、なんといっても4人の先生の講義が聞けることです！異なる視点から科目を学べるので、とても有意義でタメになります。
LECは複数講師の講義を追加料金無しで視聴OKという大盤振る舞いサービスを提供しています。自分に合う講師を探す、理解出来なかった論点を他の講師で視聴し直す、二人目からは倍速視聴など様々な可能性が広がります。
今日はLECの電話相談で澤井先生とお話しできて、健保の択一や一般常識選択について相談し、やる気をもらいました。「大丈夫」と言ってくれる方がいると、とても心強いです。ちなみに、年金も取るように言われて笑ってしまいました。年始から健保に力を入れて頑張ろうと思っています！
LECは電話にて現役講師に直接悩みを相談できるサポートを行なっています。しかも相談したい講師を自分で選ぶことも可能です。不安の解消やモチベーション回復にはこれ以上ない特効薬です。
平井先生は優しくてわかりやすいし、LECのスタッフさんもすごく親身になってサポートしてくれます。講義の仲間たちもみんな優しくて意識が高いし、SNSの社労士受験生仲間も素敵です。今の「人」に恵まれているなぁと感じる今日この頃。明日も頑張るぞ！
通学生ならではの感想です。迫力のある生講義を聞ける、疑問点を直ぐに解消できる、周囲と切磋琢磨できてモチベーションの低下も起こりにくいといったメリットが通学コースにはあります。
私はLECで社労士に合格しました！実はTACの宮島先生とは少し合わなかったんです😓 でも、東京には澤井先生、山下先生、椛島先生と素敵な先生が揃っていて、選び放題です😃 また、乗り入れやWebで様々な先生の講義が見られるのが楽しかったです♪
万人受けする講師など存在しません。どんなに評判が良くても自分と合うかどうかは別の話なので、口コミは参考程度に留め、サンプル講義などで自分で確認してから入校するようにしてください。
直前期の模擬試験、会場受験はTACとLECにしましたが、色んな人のツイートを見るとLECの模試を受験する方が多いようですね。試験範囲を4回でカバーするのは魅力的で、価格もお得ですから。
直前公開模試なら断然LECがおすすめです。計4回の出題で試験範囲を全てカバーしているため、解答解説冊子と共に何度も周回させることで合格に必要な択一の実力を養うことができます（一般常識を除く）。しかも料金はいたってリーズナブルと良いとこ尽くしです。
社労士24をおすすめの方はこんな人！
- 合格に必要な論点だけに絞り込んだ教材がいい
- 繰り返し学習で確実に論点を押さえていきたい
- 時間的余裕がなく、短期間で合格レベルに到達できる教材がいい
- 図解の多いテキストがいい
- インプットの時間を節約し、アウトプットに時間をかけたい
ＬＥＣをおすすめの方はこんな人！
- ページ数は多くても解説が詳細なテキストがいい
- 様々な講師の講義動画を視聴したい
- 受験に専念できる環境にある
- 回数を気にせず質問したい
- 講師と生徒の距離感が近い学校がいい
まとめ
今回は人気の社労士講座「社労士24」と「ＬＥＣ」のどっちを選ぶべきかを4つの視点からご紹介してきました。
どちらも合格レベルの実力を習得できる素晴らしい講座ですが、教材や講師には人それぞれ相性がありますので、お伝えしたポイントを参考にしながら、じっくり検討してみてください。
社労士24と他講座の比較
ＬＥＣと他講座の比較